彼女が太りました。

 ドン 

「日本人は細すぎる。まだもう少し太ると良い」
「うわ絶対やだ」
「お前の好きな甘いものがあるぞ」
「アメリカのお菓子は甘ったるすぎて嫌だって言ってるでしょ」
「残念だな日本で有名なものだ」
「……(ずるい)」
「何と言ったかな、日本の板チョコもあるぞ。少し割高だが、和菓子が良いなら取り寄せよう」
「だからダイエットするって言って…」
「俺が太れと言ってるのだから無理に決まってるだろうそんなこと」
「アンタ本当横暴だな!」
が細すぎる」

触ったときの感触が残念すぎるらしい。腰が細いのは良いが、胸がないのは駄目だろうと。
ドンの好みの問題でヒロインの食事にも影響が出てくる。





 クリフォード 

「クリフと食事したくない…」
「え、何喧嘩?」
「違う。うーん、あの人良いものばかり食べるからさあ、一緒に食事してると何か食べすぎちゃって。最近凄い太った」
「あー…。うーん、まあ解らなくもないけど」
「そのくせアイツ運動してるから別に太らないしさ。何なのあの筋肉。ムカつく」
「(そこ格好良いと思わないのか)…いや、そこが自己管理しようよ」
「あーあーあー聞こえない」
「おい」

そのくせ彼女には「最近太っただろ」と真顔で言ってくる。





 バッド 

「うーん、まあそうだね。ちょっと肉ついたかな」
「ううう、バッドにそう言われるとやっぱりそうなんだって落ち込む…!」
「え、ちょっとちょっと、から言ったことでしょ」
「見て解るくらい太ったってことでしょー!?」
「いや、元が細いよは」
「うわそこでそんなフォローするの?」
「えええ、…別にまだは許容範囲でしょ」
「やだよ、バッドの周りはただでさえモデル多いのに」
「………(何この子可愛い)。…でも、俺の作ったもの食べなくなるようなダイエットなんかは、しなくて良いよ」
「そういうこと言うの!?」
「俺が作ったのは食べてよ。それで一緒に運動しよう。それなら多分続くよ」
「う、…まあ、バッドも手伝ってくれるなら…」
「うん、一緒に頑張ろうな」

バッドは自分の作ったもの美味しく食べてくれる子好きそう。





 タタンカ 

「そうカ?」
「うん、ちょっと調節しなきゃ。……ねえ、もしも赤ちゃんできてたらどうしよっか」
「…………………」
「…………………」
「……………………………」
「うん、ごめんタタンカただの冗談だからさ、真顔で私のお腹睨んだあと触り始めるのは止めようか」
「エ」

赤ちゃんがいるお腹なら大事にしないと、と思う。





 パンサー 

「太ったー」
「…?誰が?」
「え、この流れでそういうこと聞くの?」
「ええ!?のこと!?」
「誰がどう聞いてもそうでしょう」
「嘘だあ、何処が?」
「お腹」
「そうかなー」
「顔もお肉ついたし…」
「えー、全然そう見えないけど」
「パンサーに言われても全然フォローって気がしない」
「え!?」

寧ろお前は体型について何も言うなと思われるかもしれない。
パンサーは体型とか全然気にしない子。個人的に小さめなふっくらした子好きそうです。



13/11/11
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