01 おい、あれ
「おい、あれ」
「あれってどれよ」
「それ」
「それってどれよ」
「そこのソース」
「ああ、ハイ」
「ん」
「あ、バダ、それ取って」
「ホラよ」
「ありがと」
…親父の方がお袋の言うこと解るのか（ラディッツ）
02 主婦の休日
「は休日って無いでしょ？」
「何さいきなり」
「や、だって今は仕事して家事もして、休み無いでしょう？」
「ん～？そうでもないよ？仕事休み有るし」
「じゃ、休みには何してるの？」
「そんなのバダと一緒に居て終わりよ」
「え」
「挨拶して、ご飯食って、キスして、抱きしめて、セックスして、それでお終い」
「…どうなのそれ」
「何か文句有る？」
「……や、別に」
毎日が休日
03 指輪
「地球人は面白いことするわよね」
「何が？」
「確か夫婦は指輪の交換するんでしょ？」
「ああ、うん」
「それが面白いわよねって」
「そうなの？普通は愛の証って感じで皆憧れるんだけど」
「えー、指輪なんて邪魔じゃない？」
「ああ、は洗い物するからね」
「つーか、そんなもの貰うならセックスしたいわ」
「…………」
04 不意打ち
「この間さーバダに行き成りタックルするなって言われたのよー」
「…タックルしたの？」
「アタシはタックルじゃなくてハグのつもりなのに酷くない？」
「…さあ…（サイヤ人の力じゃ…ねえ）」
お前の怪力で突っ込んでくるな（バーダック）
05 記念日
「え？結婚記念日？」
「そう、いつなの？」
「いつだったかな」
「…覚えてないの？」
「日にちなんてどうでも良くない？」
「そうかしら、記念日は大事じゃない？」
「ふーん…。アタシはどうでも良いかな。結婚したのは変えられない事実なんだもの」
「…あ、成る程。そうゆう考えなのね」
「そう」
06 久しぶりに
（…あ、お袋…に、親父か？膝枕なんてしてもらってるのか）
「あ、ラディッツ？」
「え、あ、（みみみ見つかった…！）」（バーダックの機嫌を損ねるのが怖い/へタレ）
「何で挙動不審になってんの」
「いいいいやっな、何でも…って、うぇええ！？」
「…アンタ怪しいよ」
「いやいやいやいや！お袋っ！何で膝に居るのカカロットなんだよ！？」
「え、や、この子してもらったことないって言うから」
「ぐー…」（幸せそうな寝顔のカカロット）
「…っ！……！！（パクパク）」
「膝枕って久しぶりなのよねー。バダにだってあんまりしないから」
「！！（おおおおお親父に見つかったらマジでやべぇ！）」
「アンタ顔青いよ」
「（誰のせいだよっ！）」
直後に親父登場。
07 お風呂？ごはん？それとも…
「地球の夫婦ってこんなんなのか」
「や、でもこれコメディドラマ…」
「普通こんなこと言わねぇだろ」
「だからこれ作り物…」
「キショくねぇか。お前、有り得ないだろうけどがこんなこと言うところ想像してみろ」
「………………………（キショい…）」
「ちょっとバダー。先にお風呂入ってくれない？その間にご飯作り終わっとくから。あ、アタシ今日から生理だから一週間セックス無しね」
「…まああんな感じのもそうそう居ねえよな」
「……（どっちも嫌だ）」
べジータとか、カカロットの夫婦は、どんな生活をしているのか、果てしなく気になった（ラディッツ）
08 冷たい足
「バーダックの足冷たい」
「だから何だ」
「や、手が冷たい人は心があったかいって言うけど、足の場合は何だろうなーと」
「末端冷え性だろ」
「けー、夢が無いねぇ」
「お前が夢だとか言うか」
「キショいね」
「自分で言うか」
「つーかアタシも足冷たい」
「だから冷え性だろ」
裸足で家の中歩き回るのを止めたら良いだけじゃないか…？（ラディッツ）
09 さりげない優しさ
「あの人さー」
「うん？」
「アタシの本当に好きな食べ物はあんまり手を付けたりしないのよ」
「へぇ…。サイヤ人のバーダックが」
「そう、大飯食らいのサイヤ人のバーダックが」
「愛されてるじゃない」
「うん。でもラディッツがその残りを食べるのよね」
「………」
「死ね、あのクソガキ」
何でラディッツとアタシの好きな物被ってるんだろう（）
10 死が二人を別つまで
「この間さ、テレビで『死が二人を別つまで～』うんたらかんたら言ってたのよ」
「…で？」
「死ぬ間際まで一緒ってかなり難しいよね」
「そこなのか」
「え、だってアタシ等だって死ぬまで一緒だった訳じゃないんだよ」
「…まあ、アレは…」
「ちゅーかもう一回死んでるから怖いもん無しよね」
「…地獄は案外住みやすい場所だったしな」
「そうそう」
結局は 『死』 なんかで二人は別れられない
06/11/11～06/12/16
夫婦な二人へ10題（モモジルシ様）
このお題は寧ろ短い会話のが雰囲気出るなあと思って会話のみ。
ブルマの出現率が異様に高いです。何故だ。
拍手に使ってました。
もしもの話
拍手ログ
