「ああーもう、聞いてよバダー」
「ああ?何だ帰ってきて早々」
「ちょっとさー、今日の仕事先で嫌なこと有ってー」
「…何で昼間の土木関係の仕事で嫌なこと有るんだ」
「アタシだって聞きたいよ。でも嫌なこと有ったの。ムカついた。超イラついた。
でもさ、手は出せないじゃんか。殺しちゃうから」
「ああ(だからイラついてんのか)」
「ああー、やっぱ殺し止めんの辛いなー…。せめて手が出せれば良いけどそれしたら殺しちゃうし」
「それでも選んだのはお前だろ」
「…」
この地球で生きていくと決めたのは自分自身だ。
「うー、解ってるよ、解ってますー!」
「ならんなことさっさと忘れろ」
「忘れられたら悩まないつーの」
「帰ってきて直ぐに今のお前の相手をする俺のことも考えろ」
「やだー。…ねーバダ、セックスしよー?」
「嫌だ」
「はああ?何で!?」
「今のお前抱いても楽しくもないだろう」
「…、……」
「…やっぱりバダ好きだなー。ねえじゃあ背中貸してね」
「聞きながら勝手に抱きついてる奴がよく言う」
「んー、やっぱりバダの背中は良いねえ。あったかーい」
「…(生温かい)」
「ねえバダー…」
「何だ」
「明日はセックスしようねー?」
「俺の気が向いたらな」
「うん。それで良いよ。アタシも気ぃ、取り直すから」
だから明日はいつものアタシを見てね。
08/07/19
(別に仲が良いのは良いことなんだろうけどよー…、リビングに入れない…)
リビングの外ではラディッツが一人でドキドキしていたのは別の話。