いつの日か

叶えたい願いがある。それは一人ではできなくて、愛しい彼女が居ないとできないこと。
いつか遠くない将来、彼女と共にずっと一緒に居ることができれば良いなあと、思っている。離れることなく彼女と過ごしたい。自分の国に帰るときは、彼女と一緒が良い。
冒険の途中で出逢った彼女。当時の自分は、まさかこんな風になるなんて思ってもみなかった。解るはずもない。でも、こうやって出逢ってこんなふうに愛してしまった。愛おしくて、想いはいつでも溢れ出す。いつまでも止まることがないから、一緒にずっと居たい。

自分のこの気持ちは届いているだろうか。彼女は自分がどれほど愛しているのか、解っているだろうか。
共にいる優しい時間が、とても幸せなのは自分だけだろうか。
けれども、彼女が微笑んでくれればそんなこと考えることもなくなった。彼女にとっても共にいる時間は、自分と同じような気持ちだったらそれで良かった。
自分と同じような気持ちになってくれるなら、自分ができることを捧げたい。

溢れ出す想いを抱いて、彼女を抱きしめた。微笑んでくれる彼女に、愛しさを感じて。

叶えたい願いがある。まだ、それは遠いことの願いなのだけれど、いつの日か彼女と一緒にそれを成し遂げれればと思う。
それまでも、その後も、願いを成し遂げられるようにクレイは更に腕に力を込めた。



11/10/30
いつの日かいつの日か、離れることもなく過ごせることができればと、想いを募らせる。
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