※お家デート
「………、先輩、あの、……」
「んー?」
「見えてます…」
「うおっ!!?」
「…………」
「ご、ごめんね…!」
「いえ…」
その後ちょっとお互い気まずい。
※別ver
「………、先輩、あの、……」
「んー?」
「見えてます…」
「うわ、ごめんごめん」
「(軽っ…)」
「いやーお見苦しいものをお見せしました」
「い、え……(あれ、気まずいの俺だけ…?)」
お家デートで気を抜いて寝っころがってたらパンツ見えちゃった!みたいな。
ブラ線が透けるだの何だので、女子は意外と耐性付いてたりする。と思う。
***
「あ、鷹くん」
「先輩」
「……差し入れ貰ったの?」
「え、ああ。家庭科の実習で作ったんです」
「あ、…あーそっかこの時期だったっけ」
「はい」
「上手くできた?」
「味見したのは別の子でしたけど、まあ普通に美味しいって」
「そっかー、今日は小腹空いてもそれで平気だね」
「……」
「?」
「…先輩、食べます?」
「え」
「こういうの、…好きな人にあげるもんですよね?」
「え、……良いの?」
「はい」
「………鷹くんありがとう」
「いいえ、それくらい」
「でもこれ普通逆だよね」
「細かいこと気にしたら駄目ですよ先輩」
「あ、じゃあバレンタイン、下さいね先輩」
「うん、頑張る」(もぐもぐ)